考えながら一生懸命練習しているのに上手く行かないのはなぜ!
昨日、ジュニアのレッスンの時に小学校3年生の女の子から質問されました。
「コーチ! 私、ちゃんと考えながら打っていたらぜんぜん上手く打てなくて・・・ もういいや!と思って何も考えずに打ったら上手く打てたんだけど・・・!?」
「そして、また考えながら打ったら打てなくなって・・・ それで考えないで打ったらまた打てた!」
「何でなんだろう!?」と聞いてきました。
私は常々、大人のレッスンの時に、スイング中は考えながら打っては駄目ですよ!
考えるのはボールを打たないとき!
正しい動きを身体に覚え込ませる為に考えながらシャドウスイグをするのは必要です。
自分の癖をチェックするときなども考えながらイメージを作っていきます。
でも打つときは考えてはダメ! イメージとリズムだけで打ちましょう!と言っています。
「子供はあまり難しく考えないから自然と打ててきますよ!」と子供を例に出したりもしています。
しかしその子供でも上手くやろう!ちゃんとやろう!と思うと上手くいかないんですね。
改めて、いかに考えないで無意識でスイングできるように伝えるかが重要だと感じました。
「そうなんだよね! 考えないと上手くいくのはわかっているんだけど、つい考えちゃうんだよね・・・!」と言われる方も多くいます。
みなさん練習でもコースでも開き直って何も考えないで打ったら上手く行ったという経験は何度かあると思います。
しかし人間は考える生き物で無意識に考えてしまいます。
考えないと上手く行かない!上達しない!と脳にインプットされているんでしょうね。
理屈や言葉で伝えるとどうしても受け手は頭で考えてしまいます。
そこを理解した上で考えずにボールを打つのは難しい事だと思います。
特に止まっているボールを打つゴルフでは・・・!
でも思考を変えて工夫をすれば出来ますよ。
考えずに打つのが難しいのであれば考えては出来ない練習方法を取り入れたりする事です。
例えば連続打ちや連続素振り目をつぶって打つなどなど・・・
そして何より人間の行動はほとんどが無意識で行っているという事に気づく事です。
呼吸、歩く、走る、投げる、跳ぶ、日常の行動など・・・ 無意識で行われていることがほとんど
日頃、意識的に行っていることは、脳の活動の氷山の一角でしかないそうです。
その下に大きく隠された潜在能力を信じて練習する事が大事だと思います。
この質問をして来たジュニアには「〇〇は天才なんだよ!考えなくてもあそこにボールを打ちたいと思ったら打てて来るんだよ!」っと言いました。
その子は「えっ!そうなの? だって私、お父さんにいつもバカ!って言われているよ!」っと
私は「ちがうよ! 天才だよ! 〇〇だけじゃなくてみんな天才なんだよ! 子供も大人もみんな!」
「だって人間は本当の力(潜在能力)の10%もみんな使っていないんだから!」
「その使っていない力を使えればみんな天才!」
私は誰でも老若男女みんな上達する力はあると思っています。
自分の潜在能力を信じて・・・!
良いショットのイメージをしっかり持って打つときは考えずに!
独学の練習も悪くはないですが、悪いクセがつく前にプロにレッスンを受けることがおすすめ。
自分であれこれ悩んでいる間に時間は経っていきます。専門家に聞いてみるの方が早いです。
ゴルフは勘違いが多いスポーツ。目からウロコのレッスンが受けれるかもしれませんよ!
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