ゴルフスイングは軸が大切と言われるけど軸って何?その意識とは?
ゴルフスイングをする時に「軸がブレてる!」「軸を保って!」「軸を中心に!」などよく聞きますよね。
飛んで曲がらない、正確なショットを打つにはスイング中の軸が大切です。
軸が大切なのはわかるけど、なかなか自分では軸がブレているかわからない?
そもそも軸ってどう感じるの? 軸って何?
そんな疑問についてのお話です。
まず軸とは何か
軸とは骨や筋肉のように特定の器官としてあるものではなく身体の意識です。
その意識が高い人ほど身体をバランス良く思うように動かす能力が高いです。
人間は2本足で立つので軸の意識がないとバランスが崩れて上手く立てません。
身体の軸を感じるには同時に重心も感じていています。
バランスをとるには、どこに重心を感じれば良いかなどを身体のセンサーを働かせています。
ただ立つだけならそれらを感じないで筋力で支えて立つことは出来ますが、それは筋力に余計な負担をかけた疲れる立ち方です。
足が疲れたり、腰が痛くなったり、肩が凝ったり・・・・
そのような身体使いでスイングしてもバランス良く振れず身体にも負担がかかり再現性も低くなります。
バランスディスクの上や不安定な所で立ってみると分かると思いますが、自然と身体の重心を探して軸を通して立とうとしますよね。
そのバランス良く立とうとする感覚がバランス良く振ろうとする感覚に繋がっていきます。
ゴルフスイングのように高速で身体を回転してクラブを振るにはやはり軸の意識がとても重要だということです。
軸が通るとどうなるか?
軸が通ると身体がスムーズに回転してバランス良くスイング出来るようになります。
こまをイメージするとなんとなくわかりますよね。
軸がしっかり通ったこまはバランス良く早く回転します。芯ズレや軸が歪んでいる不良品こまは速く回転しません。
ゴルフスイングも一緒、軸が大切です。
軸が通らないとどうなるか?
身体が上手く使えず手打ちになる。
身体の中心がブレるのでスイング軌道も安定しない。
傾斜など不安定な場所からのショットが上手く打てない。
たまたま当たることはあっても再現性に欠けてしまいます。
他のスポーツや動作で考えると?
どんなスポーツでも軸の意識は重要です。
野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、テニス、スキー、スケート、スノーボード、格闘技、武道、などなど
どのスポーツでも一流の選手は軸が通っています。
身体の軸が通ると心の軸にも繋がります。
普段の生活や仕事などでも精神を集中したい時や大事な場面ではスッと背筋を通しますよね。
無意識で普段やっている事です。
軸が通っていると心がスッキリして気持ちが安定します。
ゴルフで調子が悪かったり、ミスをした後などは、より意識して背筋を真っ直ぐ軸を通して心を安定させると良いですね。
実践したい軸が通ったアドレスの意識
では軸を保ったスイングをする為のアドレスのイメージです。
まず肩幅に足を開いて背筋を伸ばして真っ直ぐ立ちます。
そして足の付け根から前傾します。
背中が丸まったり首が折れたりしないように。
イメージ1: 頭のてっぺんから宇宙に向かって引っ張られるイメージ。
イメージ2: おしりの下から地球の中心まで引っ張られているイメージ。
イメージ3: そして1と2を上下で引っ張り合っているイメージが持てれば完成です。
スーッとしたきれいなアドレスが完成します。
他に意識することは?
アドレスに関して、軸を意識しただけで形が変わります。
背筋を伸ばすとか、前傾とかひざの角度など他は意識せずに軸を意識するだけ!
それで、どうアドレスが変わるか試して下さい。
きれいなバランスのとれたアドレスに変わるはずです。
軸が通ってバランスよく構えられると、自然と脱力も出来て力みが消えます。
いかにもバランス良く動けそうです。
レッスンを受けた生徒さんの印象は
私はレッスンでアドレスをまず修正しますが、その時に軸のイメージを伝えます。
イメージは簡単!!
その感覚を探すのは難しいですがイメージを膨らませて慣れていけば出来ます。
たったこれだけ!
軸を意識しただけで変化が!
動きやすさが違う! こんなに変わるの・・・! とビックリされる方が多いです。
アドレスの重要性はわかっていても、つい楽な姿勢で構えてしまいがち・・・ ですがここは重要!
結果はどう変わる?
軸を意識しただけでアドレスの姿勢が変わる。
その結果、スイング中の軸も意識出来てショットが安定します。
感覚を身に着けるにはイメージと練習が必要ですがぜひ試して下さい。
独学の練習も悪くはないですが、悪いクセがつく前にプロにレッスンを受けることがおすすめ。
自分であれこれ悩んでいる間に時間は経っていきます。専門家に聞いてみるの方が早いです。
ゴルフは勘違いが多いスポーツ。目からウロコのレッスンが受けれるかもしれませんよ!
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