
私のゴルフレッスンの考え
私はゴルフが上達する上で、ボールを打つ以前に、ゴルフが上手くなる身体にすることが大事だと考えています。
普段、生活している中で、悪い動きの癖や潜在的に刻み込まれている身体意識がゴルフスイングに影響すると思うからです。
そこで一流アスリートや古武術、昔の日本人などの身体使い、動物の動きなどを参考にしてきました。
すると本来、人間の身体はどのような使い方をすると効率の良い動きが出来るのか?良いパフォーマンスが発揮できるのか?わかってきました。
そしてそれらの良い動きは無意識の中で行われています。
一流プロのゴルフスイングも無意識の中で行われていて潜在意識の身体使いがスイングに影響していると推測できます。
その無意識の中で行われている良いスイングを言葉で伝えるのはとても難しいことです。
ゴルフ指導は言葉で伝えて受けての動き(スイング)を変える訳ですから言葉がとても重要です。
相手の身体意識とこちらの認識が異なれば伝えたい動きも違うイメージで伝わってしまいます。
同じ様な動きでも動かすイメージが変わればスムーズさが変わります。
スムーズな動きは本来の人間の構造に合った動きです。
まず身体の構造を理解した上で適切なアドバイスが出来るように考えています。
実際のレッスンではスイングの形を作るのではなく気持ち良く振れるスイング作りを目指しています。
どうすれば効率よくボールに力が伝わるのか?
その為にはどう身体を使うのか?
部分々の動きに捉われるのではなく身体全体が連動して動いているかに重点を置きます。
その結果、気持ち良く動けているかが大事です。
自然と振れるスイングは重力を利用して骨格に任せたスイングです。
身体の動きは筋肉ではなく骨格で操る。
①骨に任せてクラブも身体も重力に任せる。
②クラブは重力と遠心力によって振られスイング軌道もそれによって形成される。
③スイングしている身体も重力を上手く使って動かし重心を移動しながら効率よく使う。
④筋肉で重力に逆らって無理に動かすのではなく骨が動きたい方向に自然と動かす。
この様なことが自然と振れる再現性の高いスイングだと考えます。
これらの動きが可能になる為にはまず脱力ができ身体がゆるんでいることが重要です。
身体がゆるんでいると身体の意識が鋭くなり軸や重心が感じられるようになり自分の動きが感じられるようになってきます。
一流スポーツ選手に限らず一流の人たちは今も昔も変わらず皆、身体がゆるんでいます。
イチロ選手、マイケル・ジョーダン、宮本武蔵、チーター、もちろん一流プロゴルファーも身体が脱力してゆるんでいます。
次に身体意識を変える。
軸(センター)、丹田(上、中、下)、重心、関節の認識、骨格の認識、体幹部の認識をする。
これらを無意識の中に刻むことが出来れば身体の動きは変わってきます。
この様な下地作りをした上でゴルフスイングの指導をすると早く上達させることが出来ると思います。
一般ゴルファーの方はもちろん、ジュニアのや身体が思うように動かせなくなったシニア層の方も身体をゆるめ、身体意識を変えるとゴルフ上達に大変効果があります。
ボールを打つ練習だけでなく身体の使い方に目を向けて見ましょう!
必ず上達します。
スイングは10人いれば10通りのスイングがある。
1人々の身体に合ったスイングのアドバイスを心掛けています。
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