
バンカーは大きく分けて2つ|どう対処する?
アマチュアゴルファーにとって苦手なバンカー!
良い調子でラウンドしていても、あるホールでバンカーに入れて大叩き・・・
結果、そのホールのスコアがひびいて上がってみたらいつもと同じ、・・・!
なんて事はよくありますよね。
バンカーといってもガードバンカーとクロスバンカー(フェアウェイバンカー)の2つがあります。
その2つの違いと対処の仕方について説明します。

ガードバンカーとは
ガードバンカーとはグリーンのそばに設置されているバンカーのこと。
グリーンを狙っていくショットに対して方向や距離が合わないと入るようにコース設計家が仕掛けてある罠です。
ガードバンカーという名の通りグリーンに乗せるのを難しくするためにガードしている。
入れたくないけど入ってしまったらしょうがない。
出すしかない!!
どのように対処するか? まずは状況判断!
ボールの状況を判断する。
ボールのライは良いか悪いか?
目玉になっていなければまずは良し。
目玉出なくてもバンカーレーキで均した跡などにある場合は少し嫌なライ。
次にアゴの高さとそこまでのボールとの距離を見る。
アゴが高い、低い
ボールからアゴまでが近い、遠い
ボールからピンまでの距離(遠い、近い)
アゴからピンまでの距離(遠い、近い)
そして砂の質、固さ、量
砂の質は細かいか粗いか?サラサラか重たそうか?
バンカーの中に入って足の裏で感じて下が固そうかやわらかいか?
砂が入っているか少ないか?
砂に水分が含んでいる?乾燥している?
このように打つまでに状況を見て確認しておくことが沢山あります。
これらの状況を総合的に判断してどのようにショットするかを決めます。

基本的なガードバンカーの打ち方
基本的にガードバンカーは直接ボールをヒットしないエクスプロージョンショットを選択します。
ボールの手前にクラブを入れて砂ごと爆発さてボールを飛ばすショットです。
コツはリーディングエッジからいれずにバンスから入れること。
バンスから砂に入れると砂に潜りすぎずに、うまく爆発してボールが出てくれます。
ボールをクリーンに打っても良いのですが少しでもダフると距離が出ずにバンカーから出ないし、少し上に当たりすぎるとホームランしてグリーンを超えてしまう危険性があります。
なので、通常はインパクトがアバウトでリスクが少ないエクスプロージョンショットが選択されます。
アゴが低ければバンカーからパターという選択もありです。
プロでも優勝争いの緊張した場面でアゴの低いバンカーでパターで寄せて優勝を引き寄せた選手もいます。
ガードバンカーがどうしても苦手な方はアゴが低ければパターの選択も考えてみて下さい。

クロスバンカーとは
クロスバンカーとはフェアウェイを横切るように設置されていたり、フェアウェイの横から中に入り込んで設置されているバンカーです。(別名フェアウェイバンカー)
フェアウェイの幅を狭くしてフェアウェイキープを難しくさせています。
コース設計家は大体、ティーショットが飛んでくる距離にクロスバンカーを設置します。
そこに打ってこれないように罠を仕掛けるのです。
逆に考えればバンカーの位置がグリーンを狙うにはベストなポジションとも言えますね。
もちろんフェアウェイの方が打ちやすいのでバンカーの横がベストルートになります。
最近では飛ばすプレーヤーが増えたのでコース設計家の仕掛けたバンカーなどぜんぜん関係なく飛ばしてしまう選手が増えました。
ティーショットで気になる嫌なクロスバンカーですが、悪い面ばかりではありません。
その理由は、ボールを曲げた際にクロースバンカーがガードしてくれる側面もあるからです。
例えばティーショットを曲げて転がりながら林やOBにいってしまいそうなボールを打ったとします。
しかしクロスバンカーが有ったことによって、そこに入って助かった・・・!なんてこともありますよね。
諦めかけたボールがバンカーに入って助かってたっていう状況です。
そのような時は良かったぁ・・・と思って、次のバンカーからのショットをする為の状況判断に頭を切り替えます。

クロスバンカーの対処の仕方
ここでも、まず最初にやることは状況判断です。
これはガードバンカーの時と一緒。
上に書いてあることと同じように状況を見てどのようなショットをするかを判断します。
クロスバンカーはガードバンカーと違い距離が残っているので距離を出すショットが求められます。
なので、ここではエクスプロージョンショットではなく飛距離が出せるクリーンショットをします。
アゴの高さと残り距離を考えてクラブ選択しましょう。
アイアンで打つ場合は多少、ハーフトップでも良いという感じで打つと上手くいきます。
ダフリは絶対にダメです。
フェアウェイで打つショットよりボールが低く出やすいので無理な番手は持たないように、確実にアゴを超える高さが出るクラブを選択します。
距離があってアゴが低い場合はユーティリティーやフェアウェイウッドで打つことも出来ます。
ただし大振りしないように! コンパクトにスイング!
ユーティリティーやフェアウェイウッドはソール幅が広いので多少、ダフっても滑るので大丈夫です。
逆にトップしてボールの頭を叩くことに注意したいですね。
クロスバンカーでのショットで気をつけることは大振りをしないこと。
クラブを少し短く持ってコンパクトにスイング。
グリーンセンターや花道方向を狙いで、安全にショットしてリスクを回避します。
余程、自信がない限りはグリーン周りのバンカー越えなどは狙わない方が良いですね。
まとめ
ガードバンカーにしてもクロスバンカーにしても打つ前の状況判断がとても大事です。
バンカーの位置に着いたらしっかりと冷静に状況を確認することです。
①ボールの状況を判断する。
②アゴの高さとそこまでのボールとの距離を見る。
③砂の質、固さ、量
そして、より確率が高くリスクの少ないショットの方法をを選ぶべきです。
バンカーに入っている時点で一つミスをしているので、そこでもう一つミスを重ねるとプレーの流れが悪くなってしまいます。
そこからズルズルと悪い方に行ってしまう場合があるので注意です。
余程、自信がない限りはリスクの高いショットはしないように!
以上が2種類のバンカーについての説明でした。
参考にして下さい。
コメントはこちら